引越しビンボー

さて、毎日 あちこち話題がとっ散らかっておりますが。

 

我が家は これから年末までに 子ども達 それぞれ 引越しの予定が入っております。

先ずは 今月末に長女。

そして 来月は長男。

末娘は 2ヶ月前に越したばかりにもかかわらず! 又 引越すことになりそうです。 でも、時期は… どうなんでしょう?  遅ければ 来年の春から夏。

早ければ??年内?

 

それぞれに 事情があって まぁ、希望通りに 自分らしく生きる為に ステップアップなので 喜ばしいことですよ、

 

[環境が変わる+自分を変えようとする]

この効果は絶大ですね。

 

自分を変えるとか、生活習慣を変えるのって、自分の意志とか決意だけで変えるなんて 物凄く 硬い 鉄の意志とか、根性が無いと大変だけど

 

もう 嫌が上にも 環境が変わって 強引に変えられてしまえば、自分の意志とか根性はヘナヘナでも 変われますもんね。

 

 

 

 

そういう例は いっぱい見て来たし

自分にも経験あることです。

 

皆んな 遠くに行ってしまって しかもいっぺんに! 

 

寂しいっちゃ 寂しいけど

 

まぁ、出掛ける先が出来たと思えば、楽しみが増えた とも言えますもんね。

 

 

だけど、私も これまでの人生 

何度か 引越しは経験しました。

  引越しは ともかく

家探し、部屋探しって すごく 難しくないですか?

 

自分の人生を変えるかも知れない 割と大きなイベントだし、

もう 毎日の生活の基本を作る場 だから。

 

例えば 土地を買って そこに注文建築 とかなら、まだ じっくり、ゆっくり希望通りに作れるからいいけど。

 

若い子が、少ない予算で あまり馴染みもなく 見知らぬ土地で部屋を探すって。

 

何度か痛い目にあったり 一人暮らしで苦労している友達の家に訪ねた経験でもあれば、あれこれ警戒したり、チェックするリストも作れるでしょうけど。

 

大抵はネットで検索して 良さそうだと見に行って

予算や、時期で アタフタしていると不動産屋さんにグイグイ勧められて 決めちゃう…

なんて パターンが多いんじゃないでしょうかね?

 

まして ウチの末っ子なんて

敷金、礼金って 何⁈ ふどーさんやぁ?

なんて レベル。

 

そんな状況で ただただ 周りの環境が気に入って 安いし広いし いくらうるさくしても大丈夫、しかも家賃が安い!

憧れの田舎暮らしー!

 

なんて調子で、凄い家に引っ越して行きました。

 

私も もちろん、契約の時 一緒に行きましたよ、先ずは お部屋を見せてもらいに。

 

まぁ、確かに 広いし 家の周りは 自然がいっぱい。娘が好きそうな環境。

フツーの女の子には、静かで 寂しくて ひとり暮らしには かなり怖そうな環境。

 

でも、少し離れたお隣さんが、すんごく良い方で、しかも 何か運命で引寄せられたんじゃない?ってくらいに

深い繋がりのある方で、偶然にしては出来過ぎ!って とても喜んで下さり

あれこれ気にかけてくださるし。

 

そんな事もあって まぁ、心配ないかなー?

家の中も、なーんとなくカビ臭いけど

お掃除して、綺麗にして ちょっと手を加えれば なんとかなるでしょう…

一応 リフォームはしてあるんだし…

 

で、契約に不動産屋さんの事務所に戻り契約書にサイン…

 

でも、この広々とした いかにも昭和の事務所

ズラリと事務所机が並んではいるけど、どうやらスタッフは社長と女性ひとり。

そして ズラリ並んだ机の上には、全てぶ厚くヨレヨレになったファイルが山積み。埃が積もってそうな…

 

ん? どうなってるんだ?

 

業務縮小してるのかなー?

もう娘が書類にサインして、ハンも押してるし 社長は いかにも地元のオッさん

「娘さん一人で心配でしょー、でも 何かあったら、いつでも言ってくれたら対応するよ、安心して」

と、優しいお言葉、

ま、なんとかなるでしょう。

 

と 思い、引越しも完了。

 

 


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それから後 大変でしたよ。

トイレの壁紙が 剥がれかけているので 上から もっと厚手のパネルを貼ろうとして、剥がれかけの壁紙を剥がすと、紙と一緒に壁が どんどん崩れて 大穴が開く!

蜂の巣があるわ、押入れの天袋にシミが凄くて 開けてもらったら、水漏れがしていたり、

そして 何より娘が閉口したのは 害虫。

どんなに掃除して 食べ物をしまっても、ゴキが出る。

何処から入るのか、大人の手のひらサイズの蜘蛛、ゲジゲジ

壁やら 天井に いつのまにか張り付いている!

掃いても掃いても 玄関には無数のダンゴムシ

綿毛かと思ったら、ぴょんぴょん高くジャンプする 真っ白な毛むくじゃらの虫、そして ダニアレルギーのある娘、毎晩 苦しくて眠れない…

きっとダニがいっぱいいるっぽい。

 

これが田舎暮らしの現状か!

 

その度に 不動産屋のオッさんに電話してたらしいんですが、段々 向こうもいい加減になってきて…

 

とにかく害虫は もう嫌ー!

 

ってなった娘は 業者を呼んで 徹底的に害虫駆除してもらうことにして

あちこちの業者に電話したところ、やっと優しい業者さんが ゴーストバスターズのように駆けつけてくれたそうです。

 

「いゃ〜 こんな ずっーと 空き家だった こんな家に あんたみたいな娘 ひとりで住んでんのかー? こりゃ、虫の屋敷だぞ、気の毒に。一回じゃ無理だろうから、もういっぺん タダで やってやるよー」

って、すっかり同情して 料金もオマケして、もう一度 10日後に 来てくれたそうです。

 

家の中は、いくら掃除しても 取れないカビの匂いと害虫駆除の薬品の匂い。

 

げっそりして、すっかり落ち込んだ娘。

 

慣れない早朝のバイト、害虫駆除するまで 布団に入ると喘息で ずっと睡眠不足。

そりゃあ 泣き言も出るし、嫌になるよね、

せめて あの不動産屋さん、私が この家 どの位 空いてましたか?

って聞いた時、誤魔化さないで もう何年も前からずっと空き家だったって言ってくれたら良かったのになー。

ま、関係なかったかも知れないけど。

 

メソメソする娘に もう仕方ないから、帰っておいで。

って 言ったんですよ、もう無理っぽかったし。

 

でも、それは嫌だ!って。

 

じゃあ、涼しくなれば、虫も減るだろうし、そのうち慣れるだろうから頑張って。

って 言ったら。

 

それも嫌だ!

 

はぁ? じゃあ どうするの?

もう 引っ越すお金だって ないでしょう⁈ 

ちょっと 私も疲労も手伝って イラッとして

「勝手にしなさい!」

って 帰って来ちゃったんです。

 

で、数日後

そこから、娘の本領発揮?

昔から 普段は大人しくて 無口で友だちも殆どいない子なんですが、ヤケクソになると とんでもない行動に出る という癖があります。

 

豪快過ぎて 笑ってしまうのですが…

 

お金もなく、頼れる知り合いもなく、何も無いところからの 害虫屋敷からの脱出を試みました。

 

まだ 詳細は決まっていないので ワクワクドキドキ状態ですが

おそらく?娘の希望通り、いや それ以上のステップアップが実現しそうなんです。

この話しは また いづれ

 

お引越しの際には、じっくり 丁寧に観察。

そして 不動産屋さんにも 色々あります、担当者は人間です。

どんな姿勢で仕事に向かっている人間なのか

ただの飯のタネで 家を売ったり、貸したりしているのか、

不動産ビジネスに生き甲斐、やり甲斐を感じて 熱意のある人なのか、

出来れば そこまで観察して 決めるべき!

って言うのを、今回の娘の行動で学んだのでした。

 

うふふ。

 

お気をつけ あそばせ。