子育て 心配ごと 2

さてさて

続いて 子育ての困りごと。

 

末っ子編も 書いておこうと思います。

 

チック症って 知ってますか?

北野武さんが、有名?って言うのもヘンですが。 

意志と関係なく 身体が決まった運動をする…

目をパチパチさせたり、首を振ったり

 

そういうのが 末っ子に あったんですよ、気づいたら。

 

確か 小学校一年生のときかな?

 

私が 主婦仲間と始めた 弁当屋さんが、意外にも?順調に 忙しくなってきて 3人の子供たちが 皆んな小学校に上がった事だし、ホッとして

弁当屋にエネルギーを注いでいた頃のことです。

 

ん? 

気づくと 眉間に皺を寄せたり、まばたきを やたらとしてみたり…

 

あー、これ チック症かなー?

 

でも 神経質になると良くないよね、そっとしておこう

その内 治るでしょー

 

ところが だーんだん ひどくなっていく…

 

眉間に皺→まばたき→セキ払い→首を振る…

 

あれー? 増えてるなー

まぁ、でも そのうち…ね。

 

眉間に皺→まばたき→セキ払い→首を振る→膝を動かす→手首をたたく→

 

それを ずっーーと繰り返す!  みたいな。

 

段々 こちらが 気になって 気になって…

 

上の子2人が

「何やってんの⁈ うるさいからやめて」

なんて 言い出す。

「くせなんだから しょーがないじゃん」

って言い返す娘。

 

もう その頃には 私の頭の上には でっかい雪だるまのようになった

「心配!気になる!どうしたらいい⁈」

が 乗っかっていました。

 

もう、ホメオパシー療法でも試そうか…

そんなの どこで診てくれるんだ?

 

そうだ、いつも弁当を配達してる所の近所に ナンチャラ神経クリニックってあったよね〜、明日 行ってみよう。

 

で、とりあえず 弁当届けついでに クリニックで 話しだけしてみた。

 

受付の人に 

ウチは成人しか 診療してないです、子どもさんなら、○○病院に行ってみたら? って 他を紹介してくれました。

 

ちょっと 離れたところの割と 大きな病院、

何科なんだろ?

とか 考えながら とりあえず電話して 予約してみた。時間は その病院の診療時間が終わってから…?

 

娘を連れて 夕方から行ってみた。

 

なんと その病院の院長先生が、時間外に 診てくれるのだ…びっくり。

 

娘と私  それぞれ面接。

 

私の面接では 症状を話すと

その程度なら、心配ないでしょ。

ヒドイ人は 壁に頭を打ち付ける人とかね、走り出す人とか いるんだよ。

そうなると怪我とか 交通事故とか 心配でしょ? だから 治療するけどね〜

 

はぁ、なるほど…

確かに たいした事はないのか…

 

そして 娘だけ 面接。

 

それから週一くらいのペースで 少しの期間 通った。

2回目からは 娘だけの面接。

 

先生と何を話したの?

 

うーん、学校はどう?とか 家で何してあそぶの?とか…そんな話しだよ。

 

へぇー。

 

たぶん、全部で5回くらいかな?

面接に通って行くうちに 

あんなに気になっていた 娘の「動き」が 不思議に気にならなくなっていった。

 

そして 少しづつ 動きがなくなり

ちょっと 顔をしかめる、くらいの クセだけになっていった。

 

薬を飲んだ訳でもなく

なにか指導された訳でもなく

ただ数分 娘と先生が 個室で話すだけ。

 

結局のところ 

家の中が わちゃわちゃと 落ち着かない

私もいつも時間に追われて バタバタしてる、ゆっくり娘と向き合う時間がない。

それが原因だよ、

って 言われてなかったけど たぶん それだな、って気づいた。

でも 相変わらず 時間に追われてアタフタしてたし、ほとんど変わらない生活だったと思うのに

あの短い期間

なんだったんだろう…

今だに すごく 不思議です。

 

そして 娘は 今だに 

緊張すると ほんの少し 顔をしかめるクセが ちょっぴり残っています。

 

身体には 心の状態が 正直に現れるものなんですね。