着物の文化

昨日は 久しぶり着物の学校でした。

 

正直、あまり気が進まない朝でした、、

 

でも、やっぱり

とても勉強になる1日でしたわー

 

丸一日かけてる訳ですから

そりゃあ 色々と持ち帰る知識や経験もあるんですけどね。

 

私の中で ピン と来たことがありました、それは

 

先生がポロッとこぼした一言

 

「ほんとは ちっさい子どもに 着物の着付け教えるのが 一番だと思うんやけどねー」

「一生懸命、身体に良いものとかいって ご飯作って食べさして、子どもには バレエとか習わして 自分はヨガやってるような生活? それやったら、子どものウチから 着付け習わして 絹の着物着てたらよっぽど身体にええし、身体整うし、ものすごいオーガニックやん。」

 

ホント!マジで その通り!

 

でも それ、伝えるのは凄い難しい!

ハードル高い!

どうやったらいいんだろー。

 

でも 少しでも コレが伝わったら

実行してくれる親子が現れたら

本当に 衰退する一方の着物

この凄い力を秘めた「衣」の文化を残せるのに!

 

やっぱり 先生、凄い!

 

昨日は その先生が10年間 考え続けた着物の力の 根っこの部分を少し 解明出来たよ。

っていう事で

その実験を 体験してきました。

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これね、

左が 朝 レッスン前に撮ってもらった私の姿。

普通に いつも通り立ってます。

 

で、右が

肌着を 先生の仰るとおり

肌着の基準で 身につけて 着てみた後。

 

どうですか?

 

右は 明らかに 頭のてっぺんから、足までが一直線で 自然な姿勢で立ってますよね?

左の自分、ひっくり返りそう 笑

 

これ 自分で見て びっくりしました。

だって 自分では、全然 意識していないし、絶対 同じ様に立ったつもりだったのにー

 

むしろ 先生はこの3ヶ月くらい、通常のレッスンを放ったらかして 笑

この実証に明け暮れていて、ひたすらデータ集めしていて、なんなら東京の教室は閉鎖しちゃうし。。

私は 内心、

「オイオイ、先生、何やっちゃってるのさ。」

って言う気持ちもあり、

 

「私は その手には乗らないよ。別に何にも変わらないでしょ?」

ぐらいの 気持ちで 撮った写真でした。

(先生にこのブログ見つかったら殴られそう_:(´ཀ`」 ∠):)

 

そして 同じ様に 昨日は私の他 あと2名参加していたのですが、

2人とも (私よりずっと若いのに)それぞれ、肩凝りが酷かったり、ぎっくり腰がクセになっていたりと、長年 整骨院に通っているそうです。

 

で、同じ様に ビフォーアフターの写真を見て びっくり!

こんなに歪んでる!

これじゃあ 肩凝りするよ、とか この姿勢で暮らしてたら、腰にくるじゃん!

 

みたいな。

 

びっくりな矯正効果でした。

 

「そうなんよー、これが日本人がずっと伝えてきた着物の文化なんよー

これ、説明出来ひんし、

着て生活してきた人たちだって、こんな風に 着物に支えられて 守られて暮らしてたなんて 気づかなかったんやー

だから、簡単に手軽な西洋文化に替えてしまって 簡単に捨ててしまったんやで? あかんやろ?」

 

なるほど!あかんデス。

簡単に捨てたら ダメですねー。

 

そして 日本の文化の独特の表現というか、自分の内面に基準を求める西洋文化と 真逆の外側に基準を求めるからこその そこに守られる自分…

 

*預ける

*委ねる

*寄り添う

 

これが 日本人思想なんだ

っていう ことに着物を通して気づかされたんだ、っていう 熱い話を聞くことができました。

 

なんか 唐突に結論だけ聞いても 理解出来ないしね。

その為の検証を重ねて そして再現性を求めて とても苦労されている…

 

やっぱり この人凄いわー。

 

そこからの「子どもに教えたい」の一言

 

確かに、確かにーー!

伝えたいわー!

 

なのです。

 

さーて、どうすっかな。